【新機能】競合コンテンツ判定レポート機能のご紹介

Keywordmapをご利用いただき、誠にありがとうございます。

今月リリースしました新機能「競合コンテンツ判定レポート」をご紹介します。

当機能の目的と利用シーン

競合コンテンツ判定レポート機能を利用する目的とその利用シーン例について説明します。

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当機能の目的

機能「競合コンテンツ判定レポート」を用いる事で、SEO施策キーワード分析・選定の際、下記項目をより正確かつ客観的に行う事ができます。

1)対象KWで順位上昇した際の流入数の見積もり

多数のキーワード候補がある中、トラフィック獲得コスト(traffic acquisition cost)を最適化するには、選定したキーワードでの想定流入数が一つの判断材料となります。

想定トラフィックを判断する際に最も用いられるのはキーワードごとの検索Volですが、現在のGoogleアルゴリズムでは検索意図を1つのWebページで網羅する事により、1Webページあたりの獲得キーワード数(主軸対策キーワードに纏わる関連・複合キーワード)が大幅に増加する傾向にあります。この現状から、対策キーワードの検索Volだけでは正確な想定流入数を測る事は困難であり、1位~10位に位置しているWebページごとの想定流入数を見積もる必要もあります。

今回リリースした「競合コンテンツ判定レポート」では、調査キーワードで上位10位以内に検索位置するWebページの想定流入数を自動的に算出します。これにより、対策キーワードで順位上昇した際の想定流入数の見積もりがより正確に算出いただけます

2)対象KWで順位上昇する際に必要となるコンテンツ文字量の見積もり

当機能では、対策キーワードで検索順位10位以内に位置しているWebページの本文箇所を自動収集し、文字数を抽出します。これにより、各対策キーワードでどれくらいの情報量が必要とされているか判断する事ができます

当然の事ながら、単に文字数を増やす事だけでは検索順位の上昇は見込めません。あくまでも検索意図を網羅し、ユーザーに有益な情報を適切な情報量とレイアウト(見せ方)で表現している必要があります。

しかしながら、膨大なキーワード候補から対策キーワードを選定する際、競合の「コンテンツ作り込み度合い」も判断指標として採用し、キーワードを選定・配分する事で限りがあるリソースを有効活用でき、TACの最適化を図る事が出来るでしょう。

当機能で短縮できる業務時間

同じ作業を手動で行った場合と比較すると、その業務効率は約1/264まで短縮されます。

▼1キーワードの調査で換算した場合にかかる時間
手動:2640秒(44分) → Keywordmap:10秒

▼内訳
<手動で同じ工程を行った場合:1キーワードあたり>

1)順位を調べる:30秒
2)1位~10位の文字数を調べる:40秒×10サイト
3)1位~10位のタイトル文、Hxを抽出する:90秒×10サイト
4)1位~10位のヒットKW数および想定流入数を抽出する:45秒×10サイト
---ここまで、29分(1780秒)---
5)Excelレポートのまとめ、見やすく整形する:15分
---合計 29分+15分 = 44分---

Keywordmapを使う事でこの工程が10秒/キーワードに短縮されます。

※キーワード数に関わらず、Excelレポートの生成に+約30~90秒かかります。

当機能の利用シーン

競合コンテンツ判定レポートでは様々なシーンで利用いただけますが、その一例を紹介します。

対策KWの選定と対策手法の立案(コンサル会社様、インハウス向け)

中規模から大規模なWebサイトになると、SEO施策向けに抽出した多数のキーワード候補を選定し、それぞれのキーワードごとに対策手法や記事構成案の作成(執筆)を行う必要があります。

当機能を利用いただく事により、膨大なキーワード候補リストから、客観的・定量的にキーワードの選定を行う事ができます。

既にペルソナに合致するキーワードを選んでいる場合、当機能で分析する事で、将来に渡って一定数の集客が見込めるキーワードを分析いただけます。

また、各キーワードの競合文字数から、対策手法を「DB型」と「コンテンツ型」などで振り分ける事も可能です。

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例えば「航空券 東京 新千歳」の検索結果は一覧ページ(DB型)で占められており、コンテンツで航空券を紹介しているページは上位に現れません。

「札幌 観光 7月」の検索結果には、本文箇所の文字数が多いコンテンツページが上位にヒットしています。

この違いは、Googleはユーザーの検索意図(欲している情報)を考慮し検索結果を出力している事により、「航空券 東京 新千歳」で検索するユーザーは航空券の価格や予約情報が一覧で欲しているのに対し、「札幌 観光 7月」ではおすすめの観光スポットや体験談などを読み物のコンテンツを欲していると想定されます。

以上から、10位以内に検索位置しているWebページの本文箇所の文字数から、対策キーワードがDB型対策なのかそれともコンテンツ型なのかをスクリーニングできます

当機能の使い方

Keywordmapにログインし、当機能を利用していきましょう。

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Keywordmapのメニューバーにある「競合コンテンツ分析」をクリックします。

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分析したいキーワードを最大200個まで入力します。

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キーワード入力後に解析が始まり、数分間で分析レポートが生成されます。Excelレポートをダウンロードするには「ダウンロード」のリンクをクリックします。

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すると各キーワードの分析結果がExcel形式でダウンロードされます。

分析レポートの見方

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 まず、各キーワードで検索結果1位~10位内にヒットしているWebページの本文文字数が表示されます。

また、1位~10位のWebページの内、最小文字数と最大文字数、平均文字数も合わせて表示されます。この指標を参考に必要となる情報網羅性を定量的にスクリーニングしていきます。

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Excelを横にスクロールすると、1位~10位のWebページの獲得キーワード数と想定流入数が表示されます。

各キーワードで上位順位を獲得しているWebページが実際にどのくらいの集客数(流入数)を獲得しているかを判断できます。

ページごとのヒットキーワード数および想定流入数は自然検索獲得キーワード機能のデータベースから算出しています。

合わせて10位以内の各Webページの想定流入数の最大値、最小値、平均値も算出し表示しています。これにより総合的に各キーワードごとの集客ポテンシャルを測る事が可能です。

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Excelレポートの別シート「ページ情報」をクリックします。

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 すると、各キーワードで上位順位に位置しているWebページのタイトル文やh1、h2などの見出し文もレポートとして表示されます。

これにより、コンテンツ量が多いWebページがどの様な見出しでコンテンツを構成しているか調査いただけます。